アトピー性皮膚炎は完治しない!でも改善はできるし発症しないようにもできる

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アトピーって完治するのかな?

完治するのであれば、治したい。

 

完治する方法があれば、すぐにでも実践したいし、どんな方法であってもやりたい。

 

そんな風に思っていらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

残念ですがアトピーは完治しません

ネット上には色々な情報が蔓延し、ごく限られた医師や○○博士的な人、知識のない全くの素人たちが、アトピーは治ると情報発信しています。

 

この治るというのが、完治という意味合いなのであれば、それは間違いです。

 

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なぜそう言い切れるのか。

それは、日本皮膚科学会が完治しないと提唱しているからに他なりません。

 

アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の疾患であり、現在、疾患そのものを完治させうる治療法はない。

しかし、薬物療法で炎症を制御することは、アトピー性皮膚炎の悪化因子を減らすことにもなる。

引用元:日本皮膚科学会(PDF)

 

11人もの有識者によって作成されているガイドラインに、しっかりと『完治させうる治療法はない』と記載されているんですよね。

 

ではなぜ完治すると思われているのでしょうか?

それは、悪化因子を減らすことにより、症状が出ないように(発症しないように)コントロールすることは可能だからです。

 

根本にアトピー性皮膚炎になりうる遺伝的素因を持っていたとしても、それを出ないようにする改善策を講じれば、アトピーが発症しない状態を維持できるというわけなんです。

 

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アトピー性皮膚炎は生活習慣病に似ていると思ってください

例えば糖尿病。

これも遺伝です。

しかし、運動をしたり食事に気をつけたりしていれば、発症することはありません。

 

例えば高血圧。

これも遺伝です。

しかし、運動をしたり食事に気をつけたりしていれば、発症することはありません。

 

アトピー性皮膚炎も同じ。

アトピー素因といって、アトピーが発症してしまう遺伝子は持っているんです。

 

でも、だからといって必ずしも発症するというわけではありませんし、今、発症していても、発症しないレベルまで落とすことというのは可能なんですよね。

 

アトピー性皮膚炎を改善に導く3つの柱

・薬物療法
・スキンケア
・環境整備

 

薬物療法

皮膚科やアレルギー科などで処方されます。

炎症が強いとき(赤みや湿疹が強いとき)には、ステロイドが処方されます。

 

ステロイドが悪者だという風潮

ステロイドと聞くと悪者と思われる人がいるのですが、あなたは、どうでしょうか?

大丈夫でしょうか?

 

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ステロイドが悪者のように扱われた発端は、ニュースステーションだといわれています。

数十年前「魔法の薬 ステロイド剤の落とし穴」というタイトルのコーナーで、一部の悪い部分だけを切り取って放送したのがきっかけ。

 

詳しいことは、こちらの皮膚科医のブログを参考にしていただければと思います。

blog.sumiyoshi-clinic.com

 

でも、最近になって「あさイチ」などで、ステロイドの素晴らしさが放送されるようになり、少しずつですが、ステロイドへの認識が変わってきているようですね。

 

アトピービジネスに惑わされず、こういったしっかりとしたエビデンスに基づいた情報が伝達することを、心から願うばかりです。

 

スキンケア

薬物療法と類似しているのですが、スキンケアも重要です。

なぜなら、肌のバリア機能が落ちていると、アレルゲンが皮膚からどんどん体内に入り込み、アレルギーが悪化(重症化)してしまうから。

 

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画像引用元:http://www.kanehara-shuppan.co.jp/_data/journals/047512014045S.pdf

 

アトピー性皮膚炎は保湿が大切

アトピー性皮膚炎は乾燥肌ですので、保湿がとても大切といわれているんですよね。

 

アトピー性皮膚炎では皮膚のバリアー機能がもともと低下していますので、折角ステロイド外用薬などで炎症を治めても、スキンケアを怠ると炎症は容易にぶり返してしまいます。

皮膚の清潔保持のため入浴、シャワーを励行し、刺激の少ない石鹸で軽く洗います。それに加えていわゆる保湿剤の中から使用感のよいものを選んで1日2回塗ります。

炎症を抑えると共に、スキンケアをきちんと行うことがアトピー性皮膚炎治療の大原則です。

引用元:アトピー性皮膚炎 Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

皮膚科で処方されるヘパリン類似物質(ヒルドイドやビーソフテン)やワセリンよりも、セラミドのほうが効果が高いということが立証されています。

 

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『きわめて有用』に関しては、ヘパリノイドのほうが上になりますが、『きわめて有用+有用』になると、セラミドのほうが圧倒的に上になるんですよね。

 

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ですからお金に余裕があったり、もっと高い効果を期待したい時には、ワセリンを購入して使うべきだと思うんですよね。

 

環境整備 

アトピー性皮膚炎を発症しているということは、何かのアレルギーに対して反応をしているということになります。

ダニ、ホコリ、花粉、カビ、ペットなどが、アレルギーを起こす原因物質を出します。

 

ですから、まず何アレルギーなのかの診察を受けて、それを極力省く努力が必要になってきます。

 

ダニアレルギーならダニ、死骸、糞の除去。

花粉アレルギーんら、花粉の除去。

 

 

まとめ

アトピー性皮膚炎は、完治することはありません。

しかし、軽減させたり、改善させたり、発症しなくさせたりすることはできます。

 

治療の3つの柱に気をつけて、アトピー対策を実践してくださいね。