骨腫瘍の手術体験談-まさかこんなところにできるなんて思ってなかった

何という病名で手術をしましたか?

骨腫瘍(良性)除去で手術しました。

 

手術をした年齢を教えてください

28歳の時です。

 

なぜ、その病気が見つかったのですか?体調はどのような変化を起こしてましたか?

ストレスを感じていたので、日頃からマッサージやアロマセラピーなどリラクゼーションに頻繁に通っていました。

 

その病気が判明する半年ほど前から、時々足の中指周辺が痛かったのですが、幼稚園の運動会時期だったり、幼稚園教諭として日ごろから身体を動かす仕事だったので疲れが原因かもと思い、それほどまで気にしていませんでした。

 

足裏にシップを貼って寝ると、気休めからか治った感じがしたのも放っておいた理由の一つですね。

 

ところがある日…。

行きつけのリラクゼーションにてリフレクソロジーと上半身マッサージに行った時のことです。

 

リフレクソロジーをしてもらう途中で、そういえば足の中指が痛かったりする話をしたら、「その中指だけくびれがない、腫れているようにも見えるね」と言われたんですよね。

 

そう言われればそうだと思い、その時、初めて指がおかしいのではと意識しました。

 

医師から病名と手術を告げられた時、どんな気持ちでしたか?

診察室にいくと、先生から足に腫瘍があると言われた時には頭が真っ白でした。

まさか、気にもしていないところに腫瘍ができているとも思ってもみませんでしたから

 

人生終わったと感じましたね。

最悪、足を切断と言われたので人生の終わりです。

 

でも、形からすると良性とは言われましたが、その時はまだ分かりません。

診断結果を受けて車で自宅に戻るさいも、動揺して涙が止まらなかったのを覚えています。

死ぬのかなと絶望的な気持ちが続くまま、片足での生活になるのかなと思いながら自宅にたどり着きました。

 

正式診断名は出ていなかったので(後日MRIで診断が出ました)悪性だったらガンだと恐怖しかありませんでした。

親にも口では説明が出来ないので、泣きながら書き手紙をおいたことを覚えています。

 

親がその手紙を読み、親子そろって泣きました。

 

医者にとっては、いろんな症状で来る患者の診断結果なので、なんてことないのかも知れませんが、原因が分からないようなこんな状況を告知されたほうは、動揺は隠せません。

良性か悪性か判断が下されていない状況は毎日が情緒不安定で、何もなかったように日々の仕事をこなすことは苦しかったですね。

 

手術に対してどんな気持ちでしたか?

これほどの手術をしたことがなかったので、不安がとても強かったです。

「またちゃんと歩けるようになるのかな」「大丈夫かな」という気持ちを感じていました。

「足がなくなったら仕事はどうすればいいんだろ…」と、考えたりもしました。

 

それでも、卒園式の後に手術だったので、自分の身体よりも仕事を優先せざるを得なかったんですよね。

 

 

どのくらいの期間入院しましたか?入院中はどのように過ごしましたか?

入院は約2週間です。

地元の病院ではなく、県外の専門病院を紹介してもらいそこに入院しました。

 

入院中の術後は、すぐにリハビリ。

毎日足を動かすリハビリ担当の先生がいて、術後は段階を経て、併設されているリハビリセンターでのリハビリが始まりました。

 

ベッドの上では、子ども部屋の壁面飾りを作ったり、1Fに図書館があったので本を読んだり、友達が来てくれたり、持って行ったくるくるペーパー鍵盤でピアノを弾いたりしていました。

 

手術後の経過(今現在)を教えてください

術後退院するまでは、車いす生活でした。

退院後は、次の術後検査まで1か月ほど松葉づえ生活。

 

足の指を手術したので、車の運転はしばらく出来ません。

走ることやジャンプすることなど、当たり前のことが術後1か月以上はできなかったのがつらかったですね。

 

抜糸し、傷が治っていくうちに普通の生活が出来るようになり、時々寒い時期に痛むこともありましたが、普通の生活ができるようになりました。

今は普通の生活でスポーツも出来る程です。

 

しかし、その部分の関節は硬くて普通の指のように曲がりません。

結果、立った時のバランスや体幹が崩れがちになっています。

 

身体のバランスは当たり前のようでいて、絶妙なバランスで保たれていることをほんの小さな骨を手術したことで痛感しています。

自分の身体を大切にすることは、何より大切と感じ自分を大切に生活しています。

 

子供、そしてその親御さんに、体験談をもとに身体の大切さを伝えることができたのは、ある意味、収穫だったかもしれません。