授乳中の生卵はダメ?それとも大丈夫?アレルギー専門医の答え

 

授乳中の生卵ってだめなの?

それとも大丈夫なの?

 

そう思って一生懸命に調べていらっしゃると思います。

 

娘がお世話になっているアレルギー専門医の先生の見解は『問題ない』

f:id:kebukai01:20171012084447j:plain

 

娘がお世話になっているアレルギー専門医の先生は、別に生卵を食べても大丈夫といわれていました。

 

理由は単純で、食べることによる経口免疫寛容があるから。

 

口からアレルゲンを食べることで、食物アレルギーの発症を抑える効果を経口免疫寛容といいます。

簡単にいうと、口から少量食べることで、体をならしてしまう方法です。

引用元:http://www.yagi-ped.com/article/14967066.html

 

そもそもアレルギーが起こるのは食べたからではない

「えっ!?」と思われるかもしれませんが、食物アレルギーは食べたから起こるというよりも、経皮感作によって起こるということが最近分かってきました。

 

経皮感作とは、最初に皮膚でアレルゲンとして認識し、全身性のアレルギー反応に移行していくことです。

荒れている肌に異物を接触させ続けた結果、体がピーナッツオイルや小麦を自分の敵だと思い込み、食べ物として摂取したものに対して過剰な防御反応(アレルギー反応)を起こすということです。

実際に幼少期に肌の状態を良好に保っている子よりも、湿疹などを放置している子のほうが食物アレルギーになる確率が高くなることがわかっています。

引用元:http://www.ikidsclinic.com/blog/%E9%A3%9F%E7%89%A9%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%EF%BC%9A%E7%B5%8C%E7%9A%AE%E6%84%9F%E4%BD%9C%E3%81%A8%E7%B5%8C%E5%8F%A3%E5%85%8D%E7%96%AB/

 

授乳による生卵がどうのこうのというよりも、卵料理を作った時や卵に触った後などに、しっかりと手を洗わずに赤ちゃんに触れたり、口の横について母乳を、サッと布などで拭き取るくらいの事しかしていない場合に、起こりやすいというわけですね。

 

また、卵が入ったお菓子やケーキなどを食べた後に、しっかり手洗いせずに赤ちゃんに障るのも、経皮感作を促進してしまうことになります。

 

f:id:kebukai01:20171004205250j:plain

 

卵を食べて良いといっているクリニックは数多くあります

以前、羽曳野病院で、卵アレルギーの患児の授乳中の母親を、卵制限する群と卵制限しない群に分けて患児の症状の変化をみたことがありました。

結果は2群に統計的有意差はなく、母親が卵を制限するしないは患児の湿疹には関係ないという結論でした。

引用元:http://www.atopy-endo.com/manual4foodallergy.html

 

予防のために妊娠中・授乳中に母親が卵を除去することは、効果がないばかりか栄養に偏りを生じてしまうため推奨されていません。

摂取開始時期を遅らせることで、逆にアレルギーの発症率を高めてしまう可能性も報告されています。

引用元:http://www.aoki-kodomo.net/wp/communication/1470

 

「子供が皮膚科に診てもらった時に、アトピーかもしれないから母乳に影響するので卵をやめるよう言われました」
とか、
助産師に言われました」
などなど・・・

結論をいいますと、大間違いです!

引用元:https://ameblo.jp/tadashikjp/entry-11195412145.html

 

大切なのは卵に気をつけることではなくスキンケア

経皮感作(皮膚からアレルゲンが侵入する)ことが、食物アレルギーの原因なわけですから、皮膚をキレイに、そして健康的に保つ必要があります。

 

実際に、保湿の重要性は国立の研究機関などが認めているレベルになっております。

 

新生児に出生直後から毎日保湿剤を塗ると、約8カ月後のアトピー性皮膚炎の発症率が3割低下したとの研究成果を、国立成育医療研究センターがまとめ、1日発表した。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXLZO77834710S4A001C1CR8000/

 

もちろん、アレルギー症状がすでに出ているのであれば、アレルギー科や皮膚科を受診する必要があります。

 

が、まだアレルギーが出ていないのに、アレルギーになるかもしれないという理由で生卵を中止してしまっては本末転倒。

 

f:id:kebukai01:20171004211230j:plain

 

せっかくの、経口免疫寛容のチャンスを逃してしまいます。

除去した結果、卵アレルギーになんてことも…。

 

まとめ

授乳中に、生卵のことは考える必要はありません。

保湿の事だけを考えてください。

 

お風呂上りなどは特に乾燥しやすいので、すぐに体をふき、保湿剤を塗ってあげてくださいね。

それが、卵アレルギーだけではなく、全てのアレルギーの予防につながることは、多くの研究結果で分かっていることですから。